黒トイプードルのぶろぐ

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シャビ?チャビ?外国語の読み方について

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こんにちは。たぐちです

私はスポーツが好きでよくテレビでも見ます。

最近だとリオ・オリンピックが記憶に新しいですが、前々からずっと気になることがあります。まあタイトル通りなんですが「人名」とか「地名」などの外国語の固有名詞についてです。

外国語の固有名詞をカタカナ表記するとその表記が各メディアで違っていたり、テレビやラジオでの読み方が違っていたりと、いったいどれが正しいのかわからなくなります。

まあ現地の言葉で表記して発音するのが一番正しいんでしょうけど、統一されてないのか気になります。

 

外国語の呼び方

欧州人の名前

サッカーを見ていると放送局によって読み方違います。

有名なところだと「シャビ・チャビ」、「マリー・マレー」、「ホナウド・ロナウド」「クライファート・クライフェルト」などです。

英語だとわかりやすいですが、スペイン語などになると詳しくない人はわからないですよね。

スールシャール、ソーシャー、ソルスキアとかもはや別人ですから。

 

スペルが同じでも国によって読み方が異なる

基本的にはヨーロッパの人の名前は国によって同じ名前でも読み方が変わります。

 

有名な例がコロンビア代表の「James」

英語ならジェームスと読むけど、スペイン語ならハメスになる。たぶんこの人のことをジェームスと呼ばれても誰のことかわからないと思う。

 

もう一つが「Michael」

英語読みならマイケル(マイコーに近いけど)で、ドイツ語読みならスペルもまったく同じでミヒャエルとなります。

元イングランド代表のマイケル・オーウェンをミヒャエルと呼ばないし、元ドイツ代表のバラックをマイケルと表記したり読みはしない。

スペルは違うけどフランス語だと「ミシェル」、スペイン語だと「ミゲル」など国によって同じ名前でも読み方が異なる。

 

 Xavi・xabiの場合

世間で「シャビ、チャビ」と言えばチャビ・エルナンデスですが、もう一人スペインには有名な「シャビ、チャビ」さんがいます。そう、私の大好きなシャビ・アロンソです。

エルナンデスの方はわかれるけど、アロンソの方をチャビと呼ばないのは何故か。

一般的にカスティーリャ語、(これもカスティーリャというべきかカスティージャというべきか)いわゆるスペイン語ではxaviは「シャビ」と呼ぶのが一般的です。

ただチャビ・エルナンデスはカタルーニャ出身で、カタルーニャのチームであるFCバルセロナに在籍していました。なので、カタルーニャの人が普段使っている「チャビ」という読み方が日本でも定着したんだと思います。

では「シャビ・アロンソ」はというと、彼はバスク出身の選手でいろんなチームを渡り歩いています。

だからスペインで一般的な「シャビ」の読み方が日本で定着しています。

ちなみに彼はxaviじゃなくてバスク語のxabiのスペルを使っています。

私はバスク語まったくわからないので(カタルーニャ語と違ってスペイン語とまったく違うし)バスク語ではどっちが正しいのかわかりません。詳しい人がいたら聞いてみたい。

だいたい他のスペイン語圏ならJavierであって、xavierとかxabierなんて名前じゃないはずなので、この辺は地域の独立志向が高いスペインらしい。

私的にはエルナンデスは「チャビ」でアロンソは「シャビ」が正しいと思っています。

 

Murrayの場合

イギリスのプロテニス選手の「Murray」さんも「マリー、マレー」で、どっちやねんな読み方をされています。

英語はよくわかんないので、本人が喋っているところを聞くと「マレイ」に近いのかな?

いや「マリイ」かも。たぶんレよりのリですね。

各メディアを見たところ「マレー」読みの方が少し多い気がします。

彼の出身であるスコットランドではどちらの発音が近いのか英語に詳しくない私にはわからん。

 

Ronaldの場合

「ロナウド、ホナウド」これも難しい。

ブラジルの3Rの「Ronald」なのかポルトガルの「C・Ronald」なのかで発音が異なる。

まずブラジルの場合はだいたいが「ホナウド」と発音しています。

昔、ブラジル人がラウールのことをハウールと言っていたのを覚えています。

Rの発音はハヒフヘホで、Lの発音はゥの発音っぽい。なので日本では「ホナウド」と表記や読んでいる放送局もあります。

ただこれポルトガルだとちょっと違っていて、クリスティアーノ・ロナウド本人の発音を聞くと「ロナルド」または「ホナウド」に近い気がしました。

まあ彼はイングランドやスペインに長くいたってのもあるでしょうが、一般的にポルトガルでは「ロナルド」か「ロナウド」が近いと言われてます。スペインと一緒で地域差もあるのでしょうか。

それと「クリスティアーノ」と言う読み方もスペイン語に近いです。

ポルトガル語では「クリスチアーノ」が近いかと思います。Google先生の音声でtiの発音を聞くとよくわかると思います。

私的にはスペイン語に近い「クリスティアーノ・ロナウド」と呼んでいますが、ポルトガル語的には「クリスチアーノ・ホナウド」が正しいのかな。

 

Kluivertの場合

微妙に古い選手ばかりですが、この人もよく「クライファート、クライフェルト」で分かれます。

前者が英語に近い読み方、後者がオランダ語に近い読み方と言われてるけど「クライフェルト」もなんか違う。

私が聞いた感じだと「クライフェッツ」と聞こえる。ルの発音が申し訳程度。

ちなみにスペイン語なら「クライベル」が近いでしょうか。バルサにいたとき実況はそう呼んでた気がする。

オランダの選手って「フリット、グーリット」もそうですが読みが難しいですよね。

オランダ語以外にも日本語で読みにくい言語は基本的に英語読みが日本では定着しています。

ちなみに私は「クライフェルト」と読んでいます。

 

国で読み方が違う漢字

大阪=おおさかとは限らない

私は仕事で外国人の相手をよくします。

日本人や韓国人、欧米人、その他の国は「大阪」のことを「オオサカ(OSAKA)」とだいたい呼んでくれます。

ただ「オオサカ」と読まない国の人がいます。そう中国、台湾、香港の中華圏の人たちです。

この国の人たちは大阪のことを「ダーバン」と言ってきます。中国語を知っていたり観光客相手にしていないと「何処のことや」と思います。

「ダーバン」はまだ音読みでまだ何とか想像できるけど、京都のことを「ジンドゥ」と呼ばれると本気で何処やねんと思ってしまいます。

また京都のやっかいなところは広東語だと「キントー」に近い発音になるからです。

スペインと同じで地域によって言葉が違う中国はなかなか厄介です。

大陸と台湾・香港では字も違いますしね。

 

東アジア人の名前

大阪=ダーバンのように国によって漢字の読み方が違います。

これは名前にも表れてます。

リオ・オリンピックですっかり有名になった中国の卓球選手「馬龍」さん。

日本語読みだと「マ・リュウ」ですが、中国語読みだと「マー・ロン」になります。これも各局で読み方が違っていてややこしくなってました。

福原愛ちゃんの旦那さん「江宏傑」を「コウ・コウケツ」という局もあれば、中国語に近い「ジャン・ホンジェ」という局もありました。

日本読み、中国読み、韓国読み

例えば「金」さんという苗字の方がいるとします。漢字は一緒でも3か国で読み方が違います。

  • 日本の場合「キン」と読む
  • 中国の場合「ジン」と読む
  • 韓国の場合「キム」と読む

日本人の苗字と中国・韓国の苗字はかぶらないのでまだいいけど、中韓は同じ名前の人が多いし、読み方が違うので厄介です。

「李」さんだって中国ではリだけど、韓国ではイだし。

メディア側も現地読みに合わせるんだったら合わせればいいのに、局によって日本語読みだったりしますよね。金大中を「キン・ダイチュウ」と言ったりとか。

いや本当に音だけ聞いてると同じ人かわからないのでややこしい。

 

まとめ

結論、正解などない

現地の言葉で表記するのが一番だろうけど、ここは日本なので日本で通じやすいカタカナ表記で問題ない。ただ読み方などはできるだけ現地に近いものにするべきだとは思う。

とりあえずややこしいので統一できないの?どうでもいい時は談合するのに